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選択圧

「選択圧」って言葉ご存知ですか?

 工業デザイナー深澤直人氏著「デザインの輪郭」TOTO出版の中で始めて
 知った言葉でした。
 そこで、少し”選択圧”について調べたりしてました・・・。

 ”選択圧”とは、進化論や遺伝的アルゴリズムに関連する用語のようで、適合度の低い個体の
 淘汰されやすさのことであり,これが高いほど探索の収束が早くなり、淘汰圧ともいわれるらしい
 です。すなわち、進化の過程での変化の圧力のことと認識しています。

 ”川の流れの形を構成する多くの石の一つ一つ”
 ”心躍らされる咲き乱れる桜並木の木々一つ一つ、また、その木の枝のひとつひとつ”
 ”家並と呼ばれるきれいな街並みを構成する家々や道路など”
 
 世の中のものすべてが、ある状態に留まっているのは、その状況における適度な圧力を
 周りのものから受け、また、逆に周りのものに与えているからなんでしょうね。
 必要なところに必要なものが 意味ある形で存在する時に はじめてみんなの共感が得られるん
 だろうと思います。
 必要でないものや他に極度の圧力をかけるものは その空間でのノイズになるんでしょうね。
 すなわち、そのものはいらない・・・ もしくは、形、機能を変化させる必要がある。
 商品の企画にしても 考える商品がどのような生活シーンの中で存在するのかを 真剣に
 考える必要があるんでしょうね。
 そうなると、奇抜なデザインや複雑高度な機能なんかは 本当に必要なのか・・・
 世の中に出した時に多くの人に受け入れられる商品より、実際に使用してもらっている生活の中で
 さりげなく溶け込んでいる商品が本当に意味あるものなんでしょうね。
 使われ始めて 数年たった時のイメージを考えた発想が必要だと感じています。

 ”きれいな街づくり”のために 電柱や看板、ガードレールを排除しろ!って訴えている人達が
 いますが、本当にすべてそうなんでしょうか?
 その町の中にうまく溶け込まれていて、町の人達が自然に受け入れられている場合には
 それが必要な圧力の関係を保っているのですから、勝手にいじってはダメなんでしょうね。

 すべての物体は、あるべくしてそこに存在している  ・・・ことを常に考えて発想すること。

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Category : 物事の考え方


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